本堂(三仏堂)地区本堂(三仏堂)輪王寺の本堂は日光山随一、東日本では最も大きな木造の建物で、平安時代に創建された、全国でも数少ない天台密教形式のお堂です。宝物殿「輪王寺 宝物殿」は、1250年を越える日光山の歴史を物語る歴史的・美術的価値の高い資料(以下、什宝)を保存・研究し、ご参拝の皆様へ公開することを目的として建設され、昭和57年落成、翌58年(1983)に開館した鉄筋コンクリート2階建ての施設です。逍遥園宝物殿に隣接して、江戸時代の日本庭園「逍遥園」があり、宝物殿へご来館の方は、どなたも入園できます。小規模ながら、苔むした池泉回遊式の園内には、春はシャクナゲ、ツツジ、サツキ。また秋の紅葉と、四季を通じて様々な風情が楽しめます。 皆様のご来館をお待ちしております。大護摩堂日光随一の護摩祈願所として、多くの参拝者の要望に応えるため、1998年に新築された祈願専用のお堂です。大猷院地区大猷院(たいゆういん)大猷院とは徳川三代将軍「家光公」の廟所(びょうしょ)(廟所=墓所)で、世界遺産にある境内では、登録された22件の国宝・重要文化財が建ており、315基の灯籠(とうろう)も印象的です。常行堂嘉祥元年(848年)に慈覚大師円仁(じかくだいしえんにん)によって、比叡山延暦寺の『にない堂』に模して建立されました。純和様の宝形造(ほうぎょうづくり)で、隣の純唐様の法華堂(ほっけどう)との間に、歩廊を設け接続されています。開山堂地区開山堂堂内には、像高約1.3㍍の地蔵菩薩および日光山開祖「勝道上人」とその十大弟子の木造坐像が安置されています。上人は、弘仁8年(817)に83歳で遷化、この地に埋葬されました。四本龍寺地区四本龍寺 観音堂四本龍寺は、天平神護2年(766)、日光山を開山された「勝道上人」(735~817)によって創建された日光山で最初の寺院です。憾満ヶ淵地区憾満ヶ淵男体山から噴出した溶岩によってできた奇勝で、古くから不動明王が現れる霊地といわれます。奥日光地区中禅寺(立木観音)中禅寺は、784年、日光開山「勝道上人」によって建立されましたお寺で、世界遺産「日光山輪王寺」の別院です。温泉寺「日光山温泉寺」は、世界遺産「日光山輪王寺」の別院です。その歴史は大変古く、日光を開山された「勝道上人」が、延暦7年(788年)にこの温泉を発見し、病苦を救う薬師瑠璃光如来様をお祀りしたのが始まりです。