大猷院廟 拝殿内部

naibuたいゆういんびょう はいでんないぶ
国宝 世界遺産

拝殿の内部は細部に至るまで金箔が施され、文字通り金箔玉楼となっています。

寺院は本尊が南を向くのが定式で、家康公の御廟である東照宮もそのような造りになっています。ところが大猷院の本殿は東北(鬼門)を向いているのです。これは家光公が「死して後も朝夕東照大権現(家康公)の側でお仕え奉る」と遺言し、御廟も東照宮の方へ向けてあるからなのだといわれています。

それでは大猷院のご本尊はどちら向きかといいますと、本殿の奥壁の裏に実はもう一つ部屋が設けてあり、そこに釈迦三尊画像が後ろ向き(南面)に掛けられています。定式と遺言のどちらにも沿う妙案と言えるでしょう。

(宝ものがたり/輪王寺刊 より)