日光山輪王寺

寺院の紹介

寺院一覧

温泉寺

「日光山温泉寺」(にっこうざんおんせんじ)は、世界遺産「日光山輪王寺」(にっこうざんりんのうじ)の別院です。その歴史は大変古く、日光を開山された「勝道上人」(しょうどうしょうにん)が、延暦7年(788年)にこの温泉を発見し、病苦を救う薬師瑠璃光如来様をお祀りしたのが始まりです。

その後薬師信仰のもと、庶民の療養延年の名湯として知られるようになり、江戸時代には、輪王寺宮の直轄寺院としてその名が徐々に広まりました。また当時は、この霊場を管理していた中禅寺上人(ちゅうぜんじしょうにん)と、日光奉行の許可を受けなければ、温泉に入ることができなかったと言われております。

現在では、どなた様でも参篭して入浴ができます。全国でも大変珍しい、温泉に入ることのできるお寺でございます。奥日光にお越しの際は、温泉寺のお湯につかり、お薬師様の「健康増進・延命長寿」のご利益を頂いてください。

 

 

 

 

薬師湯


薬師湯です。こちらは女湯ですが、男湯もほぼ同じ形、大きさです。泉質は、含硫黄‐カルシウム・ナトリウム‐硫酸塩・炭酸水素塩泉。泉温は71.4℃。加温なし、加水有、完全かけ流しの温泉です。お湯の温度がかなり熱いので、加水をしなければ入れません。ですが、大変成分の濃い温泉ですので、効能は十分感じることができると存じます。源泉の色は薄いエメラルドグリーンですが、加水すると乳白色に変わります。

 

 

 

御本尊「薬師瑠璃光如来」


実は昔、温泉寺は薬師堂という名前で別の場所にありました。1966年(昭和41年)9月、台風の土砂崩れで直径5メートルの大岩が落下、薬師堂が潰れました。ところが如来像は、その落下した大岩の上に、無傷で鎮座しておりました。この奇瑞に、地元の人々は益々信仰篤くして、お堂の再建を発願し、1973年(昭和48年)源泉の近くの現在地に温泉寺として建立されました。すごい御本尊様なんですよ。

 

 

 

日帰り参篭(入浴休憩)

おおよそ下記の期間、参篭できます。
積雪など、その年の気候条件により多少の変動がありますので、
詳しくは必ず事前にお問い合せ下さい。

 

 

<閉湯のお知らせ>

期 間

令和5年12月11日(月曜日)より閉湯

受 付  
参篭時間  
志納金  
お問い合わせ 0288-55-0013(中禅寺・立木観音)

※ 誠に恐縮ながら、都合により【宿泊】は、
当面お受けできないこととなりました。何卒ご了承下さい。

 

年中行事

8月8日(午前11時)

薬師講大祭・採灯大護摩供

湯の湖畔で、山伏によって採灯大護摩供が焚かれます

1月28日 (午前11時)

 温泉寺節分大祭

 

詳細はこちら

 

 

 

温泉寺で写経体験

薬師経の一部分16文字を写経し納経すると証として金紙に書かれた特別御朱印を授与致します。
納められた写経は、御本尊 薬師如来に奉じ8月8日に行われる【温泉寺薬師講『採灯大護摩供』】にてお焚き上げされます。

 

開催日 温泉寺開湯期間は毎日開催
※告知なく休止となる場合がございますのでお問い合わせ下さい。
※10名様以上の場合、事前に中禅寺へご連絡下さい。
受付時間 9:00~15:00 ※所要時間は15分程
ご志納金 1,000円(1人)
※写経用紙・特別御朱印・お焚き上げ 含む
場所 日光山温泉寺
交通 東武・JR日光駅より東武バス「湯元温泉」下車 徒歩5分
連絡先 日光山中禅寺 0288-55-0013

日光山温泉寺16文字写経体験

 

 

 

15分の静寂・・・写経体験してみませんか?

温泉寺についてはこちら

 

 

活動を知る

  • 出会いと別れ

    出会いと別れ 護摩堂執行 畠山 慈朋    冬の刺すような寒さも徐々に和らぎ、少しずつ春を感じる季節になりました。  春は出会いと別れの季節でもありま…

    詳しくみる
  • 「節分と鬼」

    「節分と鬼」 薬師堂執行 小暮道芳    はじめに、令和6年1月1日に発生しました「令和6年能登半島地震」におきまして、犠牲となられた方々に深く哀悼の…

    詳しくみる
  • 徳川将軍家の芸術―書画を中心に

    日光山輪王寺宝物殿 所蔵品展 徳川将軍家の芸術―書画を中心に   2024年1月25日(木)から 3月 26日(火)まで   ごあいさつ &…

    詳しくみる