宝物殿 企画展「徳川家康公四百回御遠忌記念 家康公と天海大僧正 1」

日光山輪王寺宝物殿企画展示

期 間 平成27年10月9日(金)~12月9日(水)
開 館 午前8時〜午後5時 ※11月1日以降は16時閉館
宝物殿 宝物殿の詳細はこちらから

 
名称未設定-1

 本年は、徳川家康公の四百回御遠忌にあたります。輪王寺宝物殿では、これを記念して、徳川家康公ゆかりの宝物を五回に分けてご覧いただくことになりました。十月から十二月の第四期は,徳川家康公・秀忠公・家光公の三代に仕え、今に至る日光山の基礎を築いた天海大僧正ゆかりの品々と御遠忌法会にまつわる品々を展示いたします。
 天海大僧正は天文五年(1536)に会津高田で生まれました。比叡山や三井寺・奈良興福寺などで修行に励み、慶長十三年(1608)から翌年ごろにかけて、徳川家康公と結びつきを持ちました。そして京都山科の毘沙門堂や武蔵国川越の喜多院等を中興した後、慶長十八年(1613)に日光山の再興に着手します。天海大僧正は、かつては日光山の別当が住持する慣わしだった光明院を復興し、その住職として日光に入ります。
 家康公が亡くなると、東照大権現号の勅許に奔走し、その葬儀を執り行い、一年後には東照社の日光勧請を実現しました。そして寛永13年(1636)の東照大権現二十一回忌に際して、天海大僧正は家光公とともに日光山の堂社を一新し、現在の日光の景観へ続く基礎を築きます。また祭儀に用いる仏具や舞楽装束をも新たに作り直しました。
 天海大僧正は生涯に多くの寺院の中興を実現しました。中興にあたっては寺院の歴史や伝統を巧みに引継ぎ、盤石の基礎を築いた上で慎重に事を運んでいます。そのお仕事の集大成が日光山なのです。
 私たちが目にする日光の景観はこのようにして出来上がりました。世界遺産日光の社寺の風景の裏側に、天海大僧正の強い意志と深い学殖があることに思いを致していただければ幸いです。

名称未設定-2

【主な展示品】

東照権現像 一幅 寛永19年12月17日銘
慈眼大師画像 寛永15年 一幅 江戸時代
蒔絵行事壇 法具 一具 江戸時代
住ノ江蒔絵硯箱(伝天海所用) 一合 江戸時代
舞楽図屏風 六曲一双 寛永13年

 

徳川家康とその時代

公益財団法人德川記念財団常設展示
*日光山輪王寺宝物殿は德川記念財団の特別協力館です。

 徳川家光は、慶長9(1604)年に2代将軍秀忠と正室江(ごう)(於(お)江(え)与(よ))との間に生まれました。長兄長丸が早世したため実質嫡男とされ、幼名は祖父家康と同じ竹千代と名づけられました。世継ぎをめぐって弟国松(のちの忠長)との軋(あつ)轢(れき)があったとされますが、家康の意向により三代将軍となることが確定したといわれています。祖父家康を崇敬する家光は、日光社参をたびたび行い、将軍世子時代も含めて最多の10度日光へ赴きました。寛永11(1634)年から13年にかけては東照社の大造替を行い、56万8000両余りかかったその費用はすべて幕府が拠出しています。
 将軍としての家光は、参勤交代の制度化、キリシタン禁令、「鎖国」政策の推進を行い、江戸幕府の基礎を形作っていきました。元和9(1623)年、寛永3、寛永11年には上洛を行っています。寛永11年の上洛は30万人を動員し、武家政権の威力を天下に示しました。これ以降、将軍による上洛は14代将軍家茂まで行われませんでした。また、この時期は寛永6年の後水尾天皇による突然の譲位で、家光の妹である東福門院和(まさ)子(こ)の生んだ女児が天皇に即位しています。このころから、幕府は天皇・公家ら朝廷の監視を強化していくようになりました。慶安3(1650)年、家光は死去すると、日光に葬られました。
 今回は、家光自筆の文書や画を中心に、その人物像や時代の一端を感じていただきたく存じます。

平成27年10月
公益財団法人 德 川 記 念 財 団
〒151-0064 東京都渋谷区上原2-35-5-203
TEL03-5790-1110・2620
德川記念財団ホームページ http://www.tokugawa.ne.jp

久能山東照宮博物館
〒422-8011 静岡市駿河区根古屋390
TEL 054-237-2437
久能山東照宮ホームページ http://www.toshogu.or.jp

開館時間 午前9時〜午後5時
休館日 年中無休
交通機関 東名静岡または清水I.Cより日本平まで約20分/JR静岡駅より
しずてつバス「日本平行き」
駐車場 日本平駐車場200台を利用(無料)
〔日本平〕よりロープウェイにて5分
德川記念財団常設展 「徳川宗家伝来の書画」
平成27年10月16日(金)~12月17日(木)

───────────────────────────────────────────────

次回展示予告

平成27年12月11日(金)~平成28年2月8日(水)
8時~17時(入場は16時45分まで。)
〔德川記念財団常設展〕徳川家康公四百回御遠忌記念 宮家と将軍家―聖地日光
※展示内容・展示期間は、予告なく変更する場合があります。
※11月1日以降は16時閉館。