宝物殿 企画展「徳川家康公四百回御遠忌記念 家康公と天海大僧正 1」

日光山輪王寺宝物殿企画展示

期 間 平成27年8月7日(金)~10月7日(木)
開 館 午前8時〜午後5時

 

homotuden 本年は,徳川家康公の400回御遠忌にあたります。輪王寺宝物殿では,これを記念して徳川家康公ゆかりの宝物を5回に分けてご覧いただくことになりました。8月から10月の第三期は,徳川家康公を初めとし,秀忠公・家光公の三代に仕え,将軍と共に今に至る日光山の基礎を築いた天海大僧正ゆかりの品々を展示いたします。
 天海大僧正は天文 5年(1536)に会津高田郷(福島県会津美里町)で生まれました。比叡山や三井寺・奈良興福寺などで修行に励み,慶長13年(1608)から14年ごろ,徳川家康公と結びつきを持ったとされています。
天海大僧正は,京都山科の毘沙門堂や武蔵国川越の無量寿寺北院(喜多院)等を再興した後,慶長18年(1613)に日光山の復興に着手します。天海大僧正は,鎌倉時代から室町時代に日光山の別当が住持する慣わしだった光明院を復活させ,その住職として日光に入りました。その後,家康公の葬儀を執り行い,一年後,日光山に東照社を勧請して家康公の墓所を確定。その後の年忌法要を日光で営みました。寛永13年(1636)の東照大権現二十一回忌に際しては,家光公とともに日光山の堂社を一新し,今に続く日光の基礎を築き上げました。
 天海大僧正は生涯に数多くの寺院を復興しました。大僧正は,復興にあたり,寺院の歴史や伝統を上手く引継ぎ,盤石の基礎を築いた上に復興を成し遂げるという手腕を用います。その集大成がこの日光山なのです。
 世界遺産日光の社寺の景観の背景にある,天海大僧正の強い意志と深い学殖について思いを馳せていただければ幸いです。

徳川家康とその時代

公益財団法人德川記念財団常設展示
*日光山輪王寺宝物殿は德川記念財団の特別協力館です。

 将軍の日光社参は、徳川家康の一周忌に久能山から日光山への改葬が行われた元和3年(1617)に将軍秀忠が行ったのがはじまりで、その後多くは家康の命日(4月17日)に合わせて行われました。家光・家綱は自ら日光へ社参を行うも、その後数十年は将軍社参は停滞しました。将軍社参が行われないときは、将軍の名代として大名や高家らが参詣を行う代参という形で行われました。近世後期には、吉宗(享保13(1728)年)、家治(安永5(1776)年)、家慶(天保14(1843)年)により行われ、これらの将軍社参は将軍権力の回復と発揚の誇示を意図したものであり壮大な規模でした。将軍社参には、相応の準備と莫大な費用がかかり、実際の社参の際には、大老や老中をはじめとする主要な幕閣から、大名や旗本・御家人など総勢十数万人ともいわれる武家が将軍に供奉する巨大な行列を組み、江戸と日光山を往復しました。諸大名は、社参供奉のほか日光や道中各地の警備、江戸の留守・固めなど様々な御用を命じられました。さらに、関東の領民には輸送に必要な人馬の準備を命じたり、犯罪者には恩赦の実施が行われたりするなど、まさに全国を巻き込む国家的行事でありました。
 本展示では、徳川宗家に残された日光東照宮、日光社参に関する絵図、記録をご紹介いたします。

平成26年8月
公益財団法人 德 川 記 念 財 団
〒151-0064 東京都渋谷区上原2-35-5-203
TEL03-5790-1110・2620
德川記念財団ホームページ http://www.tokugawa.ne.jp

久能山東照宮博物館
〒422-8011 静岡市駿河区根古屋390
TEL 054-237-2437
久能山東照宮ホームページ http://www.toshogu.or.jp

開館時間 午前9時〜午後5時
休館日 年中無休
交通機関 東名静岡または清水I.Cより日本平まで約20分/JR静岡駅より
しずてつバス「日本平行き」
駐車場 日本平駐車場200台を利用(無料)
〔日本平〕よりロープウェイにて5分
德川記念財団常設展 「徳川将軍の書画Ⅱ」
平成27年8月14日(金)~年10月15日(木)

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次回展示予告

平成27年10月9日(金)~12月9日(水)
8時~17時(入場は16時45分まで。)
〔德川記念財団常設展〕徳川家康公四百回御遠忌記念 家康公と天海大僧正 2
※展示内容・展示期間は、予告なく変更する場合があります。
※11月1日以降は16時閉館。