秘仏・鎮将夜叉 御開帳のご案内

鎮将夜叉御厨子平成25年(2013年)は九星術で言う五黄中宮の星回りに入ります。この年は必ず9年に一度訪れ、運勢的には世の中に殺気が満ちる傾向があるといわれます。そこで、当山特別行事「秘仏・鎮将夜叉 御開帳」のお知らせをいたします。

期 間 平成25年4月29日〜11月29日まで
ところ 日光山輪王寺 本堂(三仏堂)
素屋根2階見学室
拝観料 400円(天空回廊含む)

 

鎮将夜叉の由来

この御尊像は江戸時代、『星の運行が天下の盛衰を左右する』と説かれた徳川幕府の知恵袋、天海大僧正が密かに拝んでいたと伝えられ、諸魔退散・福徳増長の功徳あるお姿は、小さくとも大変ご利益の強い仏様です。その天海大僧正より輪王寺へ奉納された御尊像は、普段は輪王寺大護摩堂の秘仏として、輪王寺宮様の他には何人たりとも拝むことが許されないままお祀りされてきました。

語句解説

鎮将夜叉
ちんじょうやしゃ
日光山中興の祖と仰ぐ天海大僧正(てんかいだいそうじょう)ゆかりの御尊像で、普段は当山「大護摩堂」の秘仏として安置されている。尊容(おすがた)は、七福神の毘沙門天に相似する。京都五箇室門跡の一つ「毘沙門堂門跡」の本尊としても知られる。
仏教大師最澄を始祖として慈眼大師天海大僧正が日光山に伝えた「鎮将夜叉法」は、この尊像を本尊とする密教修法。世の混乱や災いを鎮圧し、禍を吉祥に転換させる利益があるといわれ、天台密教における『四箇大法』の一つにも数えられる。
九星術
きゅうせいじゅつ
天海大僧正が駆使したと伝わる占星術の一つ。陰陽道において一白水星・二黒土星・三碧木星・四緑木星・五黄土星・六白金星・七赤金星・九紫火星の九つの星を五行と方位に配し、これを人の生年に当てて吉凶を判断するもの。判断する際には「九星盤」を利用する。
九星盤
きゅうせいばん
mahojin縦横3つでできた魔法陣を基本に作られる物で、1から9の数字を配して、縦横斜め、どの列の和も皆15となるので神秘的な印象がある。これに方位や年を当てて吉凶の判断に使用する。
暗剣殺
あんけんさつ
九星術の九星盤上で、その年の五黄土星と相対した方位。もっとも慎まねばならない凶の方位という。九星盤の基本である五黄土星が中宮に廻座する年「五黄中宮」には、暗剣殺はどの星にも付かない。
五黄中宮
ごおうちゅうぐう
九星盤の基本の形で、五黄土星が中央に廻座する年をいい9年に一度めぐってくる。この年には、九つの星のどれにも「暗剣殺」が付かない代わりに、全ての星に良くも悪くも運勢が強く出やすく、社会全般にも天災や大事件が起こりやすいといわれる。
前回の五黄中宮の年(平成7年・1995年)には、1月に「阪神淡路大地震」、3月に「サリン事件」が発生。過去においては関東大地震、伊勢湾台風、太平洋戦争勃発、3億円事件、三原山噴火などが、この五黄中宮の年に起こっている。