将軍の日光参詣

将軍の日光参詣

期 間 平成30年8月10日(木)~10月9日(火)
宝物殿 宝物殿の詳細はこちらから
徳川家光公筆 月に雁
重要文化財 鋳銅半肉千手観音像

奈良時代以来,東国有数の霊地として知られた日光山に,江戸幕府を創設した徳川家康の霊が祀られました。家康公が逝去されてから一年後,元和3年(1617)のことでした。家康公は東照大権現として,東照社(後に東照宮)に祀られます。一回忌から三十三回忌に至る回忌法要や五十年百年ごとの御遠忌の際には,朝廷の使節や幕府の将軍が日光を参詣し,その法要は国家を挙げての一大行事として執り行われました。
元和3年4月,家康公の霊柩を久能山から移すに際し,徳川秀忠公は征夷大将軍として初めて正式に日光を参詣します。その後も三代将軍家光公,四代家綱光,五代綱吉公,八代吉宗公,十代家治公,十二代家慶公が将軍として参詣しました。中でも三代家光公は,将軍就任前の元和9年(1623)4月の参詣をはじめ,通算十回も参詣されています。天保14年(1843),十二代将軍家慶公の社参が徳川幕府将軍として最後の社参になりますが,最後の将軍慶喜公も大政奉還に日光を訪れるなど,徳川家との関係は続いていきます。
夏の暑さも一段落し,日々秋に向かって季節が足並みを早めるこのころ,家康公を祀る日光を参詣する行列の様子や歴代将軍の残された書画を楽しみながら,古の時に思いを馳せて戴ければ幸いです。

【主な展示品】
☆国宝 ◎重要文化財 ○栃木県指定文化財

☆大般涅槃経集解 第15巻 1巻 平安時代
◎鋳銅半肉千手観音像 1面 平安時代
○木造五大明王坐像(不動欠) 4軀 平安時代
木造東照大権現坐像 1軀 江戸時代
○行道面 菩薩 1面 江戸時代
◎舞楽面 二の舞 咲面 1面 江戸時代
徳川秀忠公筆 天神名号 1幅 江戸時代
徳川家光公筆 月に雁 1幅 江戸時代
徳川家治公筆 羅漢図 1幅 江戸時代
徳川慶喜公筆 秋江五言詩 1幅 明治時代
○朝鮮通信使関係資料 簫 1管 李朝時代

 

十一代将軍家斉とその時代

公益財団法人德川記念財団常設展示

*日光山輪王寺宝物殿は德川記念財団の特別協力館です。

十一代将軍家斉とその時代
第11代徳川将軍家斉(1773〜1841)は、安永2年(1773)に一橋治済の四男として江戸城一橋邸で誕生しました。家斉は9歳の折に第10代将軍家治の養子に迎えられ、天明7年(1786)に将軍職を継承します。
家斉の在職期間は歴代徳川将軍のなかでも最長の50年にわたりましたが、老中・松平定信が主導した「寛政の改革」やフェートン号事件、ロシアの遣日使節レザノフの来航などの外交問題により、幕政の変革に迫られます。家斉の治世は「大御所時代」とも呼ばれ、50人を超える多数の子女を大名と縁組させて将軍権威の強化を図りました。
家斉治世下の文化・文政年間(1804〜1830)には江戸の町人を中心として「化政文化」が花開きます。川柳や俳諧、滑稽本、黄表紙などの文学、歌舞伎や浄瑠璃などの芸能、浮世絵、学問をはじめとした多彩で娯楽的な町人文化が、江戸のみならず地方でも発達していきました。
本展では華やかな大都市・江戸に君臨した家斉の遺品のほか、家斉周辺の人物である松平定信や家斉の岳父、島津重豪の伝世品をご紹介します。

平成30年8月
公益財団法人 德 川 記 念 財 団
〒151-0065 東京都渋谷区大山町37-6
TEL03-5790-1110・2620
德川記念財団ホームページ http://www.tokugawa.ne.jp

久能山東照宮博物館
〒422-8011 静岡市駿河区根古屋390
TEL 054-237-2437
久能山東照宮ホームページ http://www.toshogu.or.jp

交通機関 東名静岡または清水I.Cより日本平まで約20分/JR静岡駅より
しずてつバス「日本平行き」
駐車場 日本平駐車場200台を利用(無料)
〔日本平〕よりロープウェイにて5分
常設展 「明治天皇の徳川邸行幸と天覧流鏑馬」
平成30年8月18日(土)~10月18日(木)

次回展示予告

〔日光山輪王寺 宝物殿〕「徳川将軍と鷹」
平成30年10月11日(木)~12月12日(水)
※展示内容・展示期間は、予告なく変更する場合があります。