アジアのなかの日光山

ユネスコ「世界の記憶」(世界記憶遺産)登録記念

期 間 平成29年12月15日(金)~平成30年2月14日(水)
宝物殿 宝物殿の詳細はこちらから

アジアのなかの日光山
世界記憶遺産 朝鮮国王親筆額字
朝鮮通信使関係資料 ぎょ(楽器)
朝鮮通信使関係資料 朱漆塗箱
平成29年(2017)10月,ユネスコは重要な歴史文書などを認定する「世界の記憶」(世界記憶遺産)に「朝鮮通信使に関する記録」などの登録を決定しました。「朝鮮通信使に関する記録」は日韓両国に所蔵される計333点に及びますが, そのひとつとして, 輪王寺が所蔵する「朝鮮国王孝宗親筆額字」も登録されました。
文禄・慶長の役のあと,天下人の地位を固めた徳川家康公は,慶長6年(1601)には早くも対馬を通じた使節を朝鮮に派遣し,関係改善の模索を始めました。当初は朝鮮侵攻によって日本に連れ去られた被虜の帰国が大きな課題でしたが,やがてこの交流を通じて両国の関係も安定します。通信使の来日は江戸時代を通じて12回にも及びました。

このうち,寛永13年(1636),寛永20年,明暦元年(1655)の3回,朝鮮通信使が日光を訪れています。これらはいずれも徳川家光公が将軍であった時期に集中して実現しています。朝鮮とは別に,琉球からも賀慶使・恩謝使が派遣されていましたが,琉球使節の日光参詣もこの時期に見られます。家光公の国際交流にかける思いがうかがえます。
幸い,明暦元年の朝鮮通信使に関わる資料は大猷院に伝えられました。朝鮮国王親筆の額字も大切に保存されてきました。
対馬から江戸,日光まで朝鮮や琉球の使節は日本列島の長い距離を旅しました。その間に,大名をはじめとして庶民に至るまで,使節との交流が盛んに行われました。冬のこの静かなひととき,江戸時代の国際交流について思いを馳せていただければ幸いです。

【主な展示品】
☆世界記憶遺産 ◎重要文化財 ◇栃木県指定文化財

☆◇朝鮮国王孝宗親筆額字 1巻 明暦元年(1655)
◇朝鮮通信使献納 朱漆塗箱 1合 明暦元年(1655)
◇朝鮮通信使献納 柷 1基 明暦元年(1655)
◇朝鮮通信使献納 敔 1基 明暦元年(1655)
◇朝鮮通信使献納 銀製香合 1合 明暦元年(1655)
◎高麗版一切経 2冊 高麗時代
◎鋳造半肉千手観音像 1面 平安時代

 

德川宗家伝来の文房四宝

公益財団法人德川記念財団常設展示

*日光山輪王寺宝物殿は德川記念財団の特別協力館です。

德川宗家伝来の文房四宝
中国宋代の文人、蘇舜欽の言葉に「明窓淨几、筆硯紙墨、皆極精良、亦自是人生一楽」というものがあります。これは明るい窓、清潔な机、その机に並べられた筆硯紙墨が皆、優れたものであることは、人生の一つの楽しみであるという書斎における理想的な姿を言い表したものです。古来、中国では文人の書斎を文房とよび、書画詩文の創作や文物鑑賞などの教養を満たす室として尊重しました。やがて文房はそこで用いる道具類をさすようになり、文房具などにも文人の雅趣が反映されるようになりました。本展のテーマであります「文房四宝」とは文人が書斎で用いる道具の内、最も重要な筆、硯、紙、墨の4種をいい、愛玩の対象としても取り扱われてきました。
我が国では江戸時代に明の唐様文化の影響で中国的文人趣味が盛行して、「文房四宝」への関心が強まり、大名や漢学者の中には中国書画や文房具の収集家も現れてくるようになりました。德川宗家には13代将軍家定継室の天璋院篤姫や14代将軍家茂と正室の和宮、德川宗家16代を継ぎ、明治・大正・昭和を生きた家達所用と伝えられる文房具が伝来しております。本展では、これら宗家伝来の文房具の数々を御紹介いたします。

平成29年12月
公益財団法人 德 川 記 念 財 団
〒151-0065 東京都渋谷区大山町37-6
TEL03-5790-1110・2620
德川記念財団ホームページ http://www.tokugawa.ne.jp

久能山東照宮博物館
〒422-8011 静岡市駿河区根古屋390
TEL 054-237-2437
久能山東照宮ホームページ http://www.toshogu.or.jp

交通機関 東名静岡または清水I.Cより日本平まで約20分/JR静岡駅より
しずてつバス「日本平行き」
駐車場 日本平駐車場200台を利用(無料)
〔日本平〕よりロープウェイにて5分
常設展 「公爵徳川家の夫人」
平成29年12月14日(木)~平成30年2月14日(水)

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次回展示予告

〔日光山輪王寺 宝物殿〕徳川一門が描いた書画
平成30年2月16日(金)~平成30年4月11日(水)
※展示内容・展示期間は、予告なく変更する場合があります。