徳川家光公と祭礼

日光山輪王寺宝物殿企画展示

徳川家光公と祭礼

期 間 平成29年6月16日(木)~平成29年8月16日(水)
開 館 午前8時〜午後5時
宝物殿 宝物殿の詳細はこちらから

 

1706a家光公は慶長9年(1604) 7月17日,江戸に生まれました。家光公は祖父の徳川家康公を深く敬愛していました。幼い家光公が病の床に伏せていた時,祖父が調合した薬によってぴたりと直ったこと,体調の悪い折に家康公が夢枕に立つと翌朝にはすっかり回復していたことなど,家光公は祖父が自身を護ってくれると信じていました。また家康公の御忌日とご自身の誕生の日がともに17日であることを意識し,自らを家康公の分身であると信じていたともいわれています。
寛永2年(1623),家光公は将軍職に任ぜられると,寛永5年の東照社十三回忌から慶安元年(1648)の三十三回忌まで,家康公の年忌法要に精力的に取り組みました。特に寛永13年の二十一回忌法要に備えて東照宮を大造替し,豪華絢爛な彫刻を特徴とした社殿等を建立しました。
慶安4年(1651)4月20日,家光公は四十代の若さで世を去りました。遺言にしたがって,墓所は敬愛する祖父の眠る日光東照宮近くに造営されました。家光は,自分の廟所は仏式で,荘厳は決して東照宮のそれを超えないようにと厳しく命じたと伝えられています。きらびやかな彩色に黄金色が映える東照宮に対して,漆黒をベースに金色の錺金具が光る大猷院は,今も落ち着いた気品ある装飾を特徴としています。
1706b家光公が精力的に活動した寛永年間に生まれた宗教家・仏師が円空です。美濃国に生まれた円空は全国を巡り,各地に膨大な仏像を残しました。日光にも複数回おとずれ,素朴で個性あふれる仏像を残しました。古来,東国の山岳宗教の中心であるとともに,徳川将軍家の聖地としての日光が円空を惹きつけたものと思われます。
この度は家光公ゆかりの宝物とともに,輪王寺が所蔵する円空仏4体も併せて展示致しました。夏の賑わいのなか,静かなひとときを過ごしていただければ幸いです。

 

 

【主な展示品】
◎重要文化財 ◇栃木県指定文化財

◎鋳銅半肉千手観音像 一面 平安時代
大猷院二十二回御忌図 三幅 寛文7年(1663)
禁裏御贈経 大猷院十七回忌 寛文11年(1667)
青貝摺経机・経箱・装飾法華経 寛永13年(1636)
◇円空作 木造薬師如来坐像 江戸時代
◇円空作 木造阿弥陀如来坐像 江戸時代
◇円空作 木造不動明王坐像 江戸時代
円空作 木造観音菩薩坐像 江戸時代

 

徳川家綱の書画

公益財団法人德川記念財団常設展示
*日光山輪王寺宝物殿は德川記念財団の特別協力館です。

江戸時代初期の武威による「武断政治」から、法や教化を重んじた文化的政策、統治によって社会を統制する、「文治政治」の礎を築いた4代将軍徳川家綱は、生来病弱でありながらも、温厚な人柄で、茶の湯、能楽などの芸能に熱心であったと知られています。
また歴代将軍同様能書に励む一方、絵画に関しては、政務の傍ら狩野派の幕府御用絵師の狩野探幽、永真、安信ら兄弟に師事し、習熟に傾倒しました。室町、桃山時代の伝統を継承する探幽たちは、当時狩野派のみならず画壇の絵師集団を牽引した存在であり、家綱は当代最高の絵師たちに絵画を学んだといえます。狩野派の特色は、漢画と大和絵の技法が一体となった画風で、現存する家綱の絵画からは、漢画ないしは狩野派の影響や画技のすぐれた上達ぶりがうかがえます。家綱は鶏をはじめとする画題を好んで描き、直筆の絵画をたびたび家臣に下賜していました。当展示では熟達した筆致で、様々な題材を描き出した家綱の書画をご紹介いたします。

平成29年6月
公益財団法人 德 川 記 念 財 団
〒151-0064 東京都渋谷区上原2-35-5-203
TEL03-5790-1110・2620
德川記念財団ホームページ http://www.tokugawa.ne.jp

久能山東照宮博物館
〒422-8011 静岡市駿河区根古屋390
TEL 054-237-2437
久能山東照宮ホームページ http://www.toshogu.or.jp

開館時間 午前9時〜午後5時
休館日 年中無休
交通機関 東名静岡または清水I.Cより日本平まで約20分/JR静岡駅より
しずてつバス「日本平行き」
駐車場 日本平駐車場200台を利用(無料)
〔日本平〕よりロープウェイにて5分
德川記念財団常設展 「徳川綱吉と儒教」
平成29年6月15日(木)~平成29年8月16日(水)

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次回展示予告

平成29年8月18日(金)~平成29年10月11日(水)
8時~17時(入場は16時45分まで。)
〔德川記念財団常設展〕田安斉匡の遊芸
※展示内容・展示期間は、予告なく変更する場合があります。