日光開山 1250年・開山勝道上人1200回御遠忌記念特別展 「徳川家康公と日光の山岳信仰」

日光山輪王寺宝物殿企画展示

日光開山1250年 開山勝道上人1200回御遠忌記念特別展
徳川家康公と日光の山岳信仰

期 間 平成28年10月14日(金)~12月12日(水)
開 館 午前8時~午後5時
宝物殿 宝物殿の詳細はこちらから

阿弥陀如来本年は,勝道上人が日光山を開いてから1250年,勝道上人の1200回御遠忌の年にあたります。それを記念し,本年は6回にわたり勝道上人と山岳信仰にまつわる宝物を展示いたします。
江戸幕府の三代将軍徳川家光公は,今川家の人質から身を立て,幕府を開創した祖父の徳川家康公を深く敬愛していました。東照社を日光山に勧請し,家康公の墓所を日光に移したのは徳川秀忠公と天海大僧正でしたが,大造替を経て,現在の日光山の基礎を造ったのは家光公です。家光公は,家康公亡き後,ときどき夢枕に立つ祖父の姿を見ることがあったといいます。家光公はその度に,幕府の御用絵師だった狩野探幽に命じて,お姿を描かせました。こうした画像は「霊夢像」あるいは「夢の画像」と通称され,現代まで十数幅が確認されています。そのうち8幅がここ輪王寺に伝えられました。今期はこのうち,衣冠束帯姿で描かれ,端正な趣を示す霊夢像一幅を展示いたします。
東照社が日光に勧請された時点で日光はすでに800年の星霜を経た東国随一の霊山でした。日光には古くから多くの人びとが訪れ,長きにわたる貴重な宝物が残されています。今期は平成18年の世界遺産登録記念展以来16年ぶりに,室町時代と鎌倉時代に制作された刺繍による仏画(繍仏)を展示します。繍仏は飛鳥・奈良時代から制作されましたが,遺された物は多くありません。輪王寺には重要文化財の繍仏が2幅,伝えられています。
最も多くの人がおとずれ,日光が賑わう秋のひとときを貴重な文化財に親しみ,1200年を超える日光山の長い歴史の一端に触れていただければ幸に存じます。
重文 東照大権現像(夢の画像)
重文 板絵著色 日光三所権現像(正和2年銘)

【主な展示品】
★国宝 ◎重要文化財 ◇栃木県指定文化財

★大般涅槃経集解 巻十三 奈良時代
◎東照大権現画像 一幅 寛永19年(1642)
◎刺繍 不動明王二童子画像 室町時代(11月中旬まで)
◎刺繍 阿弥陀三尊種子繍仏 鎌倉時代(11月中旬~12月12日)
◎半肉千手観音像 一面 平安時代
◇木造五大明王像 四躯 平安時代
◎板絵日光三所権現 一面 正和2年(1313)
◎法華経化城喩品 一巻 平安時代
日光山縁起 巻四 一巻 江戸時代

 

德川宗家伝来の遺宝~女性の教養~

公益財団法人德川記念財団常設展示
*日光山輪王寺宝物殿は德川記念財団の特別協力館です。

近年、江戸時代の武家社会を考える上で女性の果たした役割が注目されています。江戸幕府の将軍の周りにも多くの女性がおり、ときに政治や文化に大きな影響をもたらしました。愛憎劇の題材となることも多い大奥ですが、そこに住まう女性たち、特に将軍の正室である御台所やその姫君たちには、武家の女性としての高い素養を求められ、幕府滅亡後もその素養は德川宗家の夫人へと受け継がれました。
文字の習得にはじまり、詩歌、茶道や香道、能や狂言といった演劇まで、多岐にわたるこれらの婦女のたしなみを、彼女たちは日々の生活や遊びの中で会得していきました。
そして、彼女たちが身につけた教養は、日用品、婚礼調度や絵画など、彼女たちの身の回りの多くのものの意匠に取り入れられました。その意味で、これらの品々は彼女たちの生活と教養の写し鏡であるといえるでしょう。
本展示では、德川宗家伝来の遺宝の中から宗家にまつわる姫君たちの手回り品の一部をご紹介いたします。本展示を通じて武家社会における女性の生活・文化を感じていただければ幸いです。

平成28年10月
公益財団法人 德 川 記 念 財 団
〒151-0064 東京都渋谷区上原2-35-5-203
TEL03-5790-1110・2620
德川記念財団ホームページ http://www.tokugawa.ne.jp

久能山東照宮博物館
〒422-8011 静岡市駿河区根古屋390
TEL 054-237-2437
久能山東照宮ホームページ http://www.toshogu.or.jp

開館時間 午前9時~午後5時
休館日 年中無休
交通機関 東名静岡または清水I.Cより日本平まで約20分/JR静岡駅より
しずてつバス「日本平行き」
駐車場 日本平駐車場200台を利用(無料)
〔日本平〕よりロープウェイにて5分
德川記念財団常設展 「江戸時代の風物描写」
平成28年10月19日(水)~12月13日(火)

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次回展示予告

日光開山1250年記念展 6 江戸時代の日光山
平成28年12月15日(金)~平成29年2月15日(火)
8時~17時(入場は16時45分まで。)
〔德川記念財団常設展〕八代将軍吉宗とその時代
※展示内容・展示期間は、予告なく変更する場合があります。
※11月1日以降は16時閉館。